法文学部FD企画パワーポイント講習会

講習会に参加された先生方のご感想,ご意見,ご質問等を,順不同でそのまま掲載しております.
(一部,フィードバック・コメント(緑字)付き)

ご感想やご意見,どうもありがとうございました.全体として,非常にポジティブなご感想が多く,素直に喜んでいると同時に,「ホメ殺し」という言葉が浮かんできたり,「次回講習会への布石では?」と勘ぐったりしております(もちろん,ただの冗談ですが,これも,心理学を専門としている弊害なのでしょうか?).

講習会中にも申し上げましたが,一番の学習法は,「知っている人を近くにおいておく」ということだと思います.言ってしまった以上は,責任をとらせていただきますので,パワーポイント,および,その周辺に関して,ご不明な点がありましたら,遠慮なく聞いていただければ,と思っております.

文責:北神



今年から古地図をデジカメ,スキャナで取り込み,パワーポイントで見せながらの授業を予定しています.画像データの取り込みに,ファイル形式の制限などに注意すべきことがありますか?
画像のファイル形式で,代表的なものを挙げるとすれば,BMP(ビットマップ),JPEG(ジェイペグ),GIF(ジフ)の3つで,パワーポイントでは,いずれの形式の画像も使えます.

1枚1枚のファイルサイズが大きいと,提示するのに時間がかかったり,パソコンの性能によってはハングアップ(とまって)しまうこともあるため,きれいに見える程度で,できるだけファイルサイズを小さくした方がよいと思います(色数を減らす,画像のサイズ,解像度を小さくする,圧縮率を高くする,など).

BMPは,どうしてもファイルサイズが大きくなってしまうので,通常は,JPEGかGIF形式にする場合が多く,色数が多くなくてもよい場合(256色以下)はGIF形式で,多い場合はJPEG形式というのが,1つの選択基準としてあります.
自分でノートをとらせるのと,パワーポイントの教育効果に大きな違いがあるのでしょうか.自分の手で覚えるということもあると思うのですが….
『大学基礎講座』 藤田哲也(編著) 2002年 北大路書房の21ページにコラムとして載っているのですが,「書けば覚える」ということは迷信である可能性が強いようです.

このコラムで紹介されている,仲(1997)の実験では,漢字やひらがな,英単語,図形などを「書いて覚える」場合と,「見て覚える」場合を比較しています.結果として,「書いて覚える」ほうが効果的であったのは,図形か,なじみのない図形的な文字だけで,漢字や英単語は,「見て覚える」場合と差がなかったようです.

この結果から,あくまで推測に過ぎませんが,漢字や英単語などのレベルで効果はないのですから,板書の内容ともなると,「自分の手で覚える」ということはあまり期待できないのではないでしょうか.

経験的に言っても,理解ができていないのに,必死でノートをとってもらうよりは,できるだけ話を聞くことに集中させて,理解を優先させる方が,長い目で見れば,教育効果は大きいと思っています.認知心理学という領域でも,「理解できていないものは覚えられない(知識として定着しない)」ことは言われていますしね.
今日のお話しは大変わかりやすく,かつ,オモシロイものでした.
授業で使うとなると,ビミョーな双方向的コミュニケーションをどう実現するのかが難しそうに思いました.
確かに,パワーポイントに依存しすぎて,いわば,講演のような形になってしまっては,双方向的なコミュニケーションは難しいと思います.ですが,パワーポインを使うことも,板書と同じように,教授内容を提示するひとつの形式に過ぎないはずなので,いかに,学生さんとの距離を遠くしないようにするかということは,それらの形式とは離れた本質的な問題であると考えます.
パワーポイントとは何かについて,基礎は理解できました.次は一度実習をしていただけるとありがたいと思います.(情報処理センターなどで自習を基本に,質問に答えていただくというような形式で)
大変わかりやすくポイントを絞ってのご説明だったと思います.ただ,実際に自分が授業で使うとなると,やはりハードルが多いように感じます.今後,「やってみた!こんな結果が!」という報告会のようなことがあって,それに対してアドバイスをいただいたり,というような機会があればいいなと思います.
大変有意義な催しだったと思う.学部構成員が有する多彩な能力を,相互に研修する機会が,今後ももたれるように期待する.
パワーポイントについて,何も知らなかったので,何ができるのかがわかって,とてもよかったです.事前に送らせていただいた質問にも丁寧に答えてくださって,感謝しております.今後も,このような講義のための技術を高められるような具体的な事柄についての研修があるとありがたいと思います.
教育のツールがひとつでも増えることは重要なことであり,その意味でこのような機会を持つことは重要であると思う.
機械に弱い私でもよくわかる丁寧なご説明でした.
他のソフトウェアに関しても,もしこのような企画があれば,参加したく思います.
今までのFDでは,口頭で説明するだけのものが多く,あまり参考にならなかったが,今日のものは,非常に参考になりました.このような企画を定期的にしていただけるとありがたいです.
話の進め方が参考になりました.パワーポイントを使う前に,基本的な努力が必要ですね.
漢詩を作らせる教養の授業で,板書代わりにパワーポイントを使ってみるというぐらいから始めようと思いました.
ご本人自体が非常にプレゼンに習熟されているようにお見受けしました.とてもわかりやすい講演だったと思います.
パワーポイントを使うことで,プレゼンとしての見栄え良さだけでなく,授業の構成を順序立てた形で準備していく,という効果もあるように思いました.
この種のFD企画は,コンパクトなテーマで,頻繁にたてていくとよいと思います.
このようなツールをまったく使ったことがなかったので,すべて新鮮に感じながら拝聴しました. 大変わかりやすく思いました.
それが,先生の説明がお上手なせいか,パワーポイントのメリットのせいか,その両方か,よくわかりませんが.
自分は,文献を使う分野などでどこでどう活用できるか,今後考えてみたいと思います.
北神先生のお話は,ユーモアをまじえて,わかりやすくおもしろく聴かせていただきました.機器の接続から,参考図書まで,従業なポイントを抑えてあったと思います.欲をいえば,実際に,パソコンを扱って,スライド作成も習うことができればとは思いましたが,紹介していただいた本を参考にしてやってみたいと思います.
講義(プレゼンテーション)の仕方がとても上手で,それ自体が授業の進め方の参考になりました.(言葉が明晰,話し方がゆっくり,抑揚など)

事前に構成をよく検討されていたようで,組み立てがとても理解しやすいものでした.

ただ,自分が利用するか,ということになれば,従来通りの詳しいレジュメ・史料で,当面は授業をするのかな,と思います(パワーポイントに習熟するのに数ヶ月かかるかもしれないので,4月には間に合いませんから).でも,ソフトは買って夏休みに,と思います.

大変わかりやすいお話しでした.でも,慣れるまでは手間がかかりそうというのが率直な感想.
大変参考になりました.テキストを早速買って,利用してみようと思います.
いかにわかりやすく授業をするかということを考えさせる,今回のような催しをドンドン企画して欲しいです.
メリット,デメリット,できること,できないこと,わかりやすく説明されていたので,参考になりました.


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